土壌改良・水はけ改善

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土壌改良・水はけ改善サービス内容

排水性に難があり水はけが悪くぬかるみがちな庭や、コケが生えやすい箇所などについて、土中の通気および浸透性の詰まり状態を回復に導く造作(=土中環境の再生)を施すことで、土壌を改良します。

また、元気のない庭木に対しても、根元周辺の土中環境の改善をおこない、根の呼吸活動を健全化させます。
根が活性化することで初めて、葉が十分に育ち、それにより光合成も活発になって、樹勢が回復します。おのずと病害虫にも強くなります。




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実例(5) 土中環境の改善です。

イヌマキの葉が茶色く枯れています レッドロビンの生垣も元気がありません 土中環境の改善のための造作です
茨城県龍ケ崎市。
ここ数年、定期的に剪定のリピートのお声かけをいただいているお客様宅です。

今回ご訪問した際は、イヌマキの木に新芽がほとんど見られず、また、前年の葉も一様に茶色く枯れてしまっていました。樹勢が衰え、落葉している状態です。

また、イヌマキの近くに植えられているレッドロビンの生垣も、萌芽に問題を生じていました。

こういう場合、害虫や病気が疑われるのですが、そのどちらであったとしても、大元の原因は樹勢の衰えにあります。つまり抵抗力の低下です。その結果として、害虫や病気の侵入を許している、ということです。

そこを改善せずに消毒などの対症療法を施しても解決には至りませんので、樹勢回復の措置を取ります。

樹木において、地上部の状態はそのまま、地下の状態の反映であると言えます。
つまり、葉を落とすということは、根が弱っているということ。そして根が弱るのは、根にきちんと酸素が生き渡っていないから。

このイヌマキの木を囲む要所に、深さ1m前後の縦穴をいくつか掘り、そこに節を抜いた竹を入れます。これによって地面の下に通気口を設けることができます。

縦穴と竹筒の間の空間には、枯れ枝や落ち葉といった有機物類と、竹炭や籾殻燻炭を詰めます。
これらが時間をかけて分解されていく過程で、土中の微生物が活性化し、繁殖するようになって、土の性質も改善されます。
このことも、樹勢の回復に大きく貢献します。

しばらく経過観察が必要ですが、これで元気を取り戻してくれることと思います。

実例(3)のお客様からご報告をいただきました。

「先日は自宅の庭の土壌改良をしていただきありがとうございました
おかげ様で、綺麗な薔薇が咲きました。種類はシュリンクス(ピンク色)とジュールベルヌ(白)です。」

とのこと。
当方としても、ちょうど、施工後の状況が気になっていたところでしたので、大変ありがたいお知らせでした。

実例(4) コケの生える環境の改善です。

茨城県つくば市のお客様です。
(お客様のご要望により、実例写真の掲載は控えております)

粘土質で庭の水はけが悪く、コケに悩まされて最近は家の壁にもコケが目立つようになり、早くどうにかしなければ、とのご相談。

家が建っている土地は、宅地造成の際に、重機の重量によって度重なる圧迫を受けている場合も多く、そのため、地面の表層から少し掘ったところでは非常に硬くなってしまいがちです。
また、たいていの場合、庭はコンクリート等に四方を囲まれ、そして住居の重量負荷が加わり、どこにも逃げ場のない土は圧密されてさらに硬くなり、通気や浸透性を失ってしまいます。
おのずと、その環境を好むコケも生えやすくなります。


このような硬い土質を健全化して通気や水の浸透を回復させ、それによってコケの生えにくい庭環境にする「土中環境の再生」をご提案、ご納得いただけましたので、施工いたしました。
(こういう場合、単に土を入れ替えても解決にはならず、根本の環境要因に手を付けない限り、いずれ元に戻ってしまいます)

作業として具体的には、地面の要所に横溝を掘削し、深い縦穴を穿ち、その溝と穴には落ち葉や剪定枝や竹炭などを埋設します。
落ち葉や枝が分解され腐葉土化する過程で、微生物が活発に活動し、これと竹炭との相互作用(多孔質の炭は 微生物の棲み家となる)が、土壌深くまでの通気・浸透性をじわじわと有機的に改善することに寄与するのです。

この作業が進むにつれて、庭の空気感が変わるのが分かります。滞っていた空気に流れを感じ、庭に心地良さを覚えるようになった、とお客様からもご感想がありました。

溝や穴を設けたことで、平坦だった地形に落差(高低差)ができ、それにより土中の水が動くようになり、ひいては空気も動きます。

こうして通気浸透性の改善のきっかけを与えることが、この先、庭が自律的に良い状態に戻っていくことの、大きな手助けになるのです。

実例(3) 花壇作成と同時に、土中環境の改善です。

施工前(クリックで拡大します) 施工後(クリックで拡大します)
茨城県つくばみらい市のお客様です。

防草シートの上に砂利が敷かれたお庭。
知人から譲り受けたというバラの根株に芝が付着していて、それが育ってしまい、砂利の上に広く侵食した状態になっています。
この砂利と芝をすべて除去したうえで、中央部に歩道を作り、その両脇を新たに花壇スペースにしたい・・・
とのご要望でした。
そこで、枕木による小道をご提案いたしました。

15年ほどに亘って敷かれていた砂利の重みで地盤は圧密を受け、また防草シートも地盤の呼吸を阻害する一因ともなり、想像していたとおり、土質の硬化が顕著でした。
通気および浸透性が悪化しているため、このまま花壇にしても、植栽の生育にはあまり適しません。

その土中環境を健全な状態に戻すべく、木道部分は、「地盤への負荷を及ぼしにくい構造」で施工しました。


木道は地面にベタ置きせず 下駄を履かせて浮いた状態 となっており、これにより地盤との接触(圧迫)面は最小としています。
また、枕木同士は密着させず、意図的に空気抜きのための空隙部分を設けています。

さらに、その下の地盤には深さ40cm程度の縦穴を要所に穿ち、竹炭と落ち葉を埋設・散布してあります。
落ち葉が分解され腐葉土化する過程で、微生物が活発に活動し、これと竹炭との相互作用(多孔質の炭は 微生物の棲み家となる)が、土壌深くまでの通気・浸透性をじわじわと有機的に改善することに寄与します。

また、木道の据え付け面は花壇に対して一段(15~20cm程度)低くなっています。つまり、地形は平坦ではなく、意図的に高低差を生じさせています。
この平坦ではない地形起伏による落差も、土中の空気や水の動きを活性化させることに貢献します。

そして、土中環境はつながっていますから、これらの好影響は、木道の下のみにとどまらず、その両脇の花壇スペースにも波及していきます。

「地盤への負荷を及ぼしにくい」木道と言うと控え目ですが、「土壌を改善する」木道と表現した方が、より適切かもしれません。
さて。この花壇スペースに、お客様はどんな植物を植えるのでしょうか。楽しみです。

実例(2) 水はけの改善を実施しました。

施工前(クリックで拡大します) 施工後(クリックで拡大します)
茨城県龍ケ崎市のお客様です。

北側のお庭スペース。粘土質で水はけが悪いのを何とかしたい・・・とのご要望でした。
雨が降ると、けっこうな水たまりができるそうです。
地面にゼニゴケが繁殖しています。

この問題解決のために、土壌の排水性を改善するとともに、地中に暗渠(あんきょ) を設ける工事を実施しました。
暗渠とは、簡単に言うと、
【【地中の水路】】のことです。

今回の場合、
【【土中を下方向に向かう浸透水流】】
を意図的に生じさせることで、地上の地面に水がたまらないようにすることを狙います。


まず表層の土を全面、ある程度の深さまで削り取ります。除けたその土には土壌改良材を混ぜて、水が浸み込みやすい土質に変えておきます。
次に、削り取った地盤に何箇所か深めの穴を掘ります。
そしてこの穴を砕石で満たしておくのがキーポイント。
この砕石入りの穴が、【【土中を下方向に向かう浸透水流】】の導水経路になるというわけです。

最後に、土壌改良材を混ぜた土を、再び全面に埋め戻します。

この庭に雨が降ると、まず表層の土に浸み込みます。その水は、さらに下に位置する「砕石入りの穴」に導かれ、これによって明確な水流が生じます。
【【地上から地下へ向かう水流】】ができれば、表層に浸み込んだ水は抜けやすくなり、必然的に乾きが早くなるというわけです。

もともとの地面にはあちこちに窪みがあり、そのことも水がたまりやすい原因のひとつであったため、凹凸のないよう入念に仕上げました。
また同時に、地面全体に緩い傾斜(写真手前から奥に向かって)を設けることにより、いっそうの排水性向上を図っています。

この作業の完了後すぐに、ゲリラ的な集中豪雨に見舞われましたが、狙いどおりの排水性能を発揮してくれていることが確認できました。

実例(1) コケが繁殖しにくい環境に改善しました。

施工前(クリックで拡大します) 施工中(クリックで拡大します) 施工後(クリックで拡大します)
茨城県龍ケ崎市のお客様です。

北側のお庭で、地面にコケが繁殖して困っているとのお話でした。
現場を確認させていただいたところ、写真のように地面全体を防草シートで覆う「やむを得ずの」自己対策を取っておられたようなのですが、見た目に味気なく殺風景であるのは否定できないところです。

今回ご用命をいただき、コケが繁殖する条件をひとつひとつ潰し込んでいくべく、まずは既存の植栽(ツツジ×三株)を撤去させていただきました。これで、空気の淀みや流れがだいぶ変わってくると考えられます。

次に、地面の排水性を改善します。
最初に、30~40cmほどの深さまで掘削するのですが、このお宅の北側には各種の設備類がいろいろ集まっており、地下にはその配管が這い回っているため、けっこう手間のかかる作業です。
掘削が済んだところに 厚さ10cmほどの砕石層を設け、その上に透水シートを敷き込みます。

さて、それから掘削した土を再び埋め戻していくことになりますが、そもそも水はけが良くなかった庭土をそのまま使うことはできませんので、さまざまな土壌改良材を混ぜ込んで、排水性を改善させる措置を加えます。
さらに、コケが嫌う環境にするための対策をいくつかプラスしていきます。

これまでは防草シートの上を直接歩いておられたのですが、そのシートをすべて剥がしてしまいましたので、最後に、園路として枕木による小道を施工させていただきました。
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